現在、「まつげ美容液」というカテゴリーの中でも様々な目的の商品がありますね。
なんと100商品以上のまつ毛美容液が市場で販売されているのだそうです。
うたい文句を見ていると、「まつげを長くする」「まつげのコシをだす」「まつげの育毛」なんて書かれていたりするので、結局「まつげ美容液」使うとどんな効果を期待できるのか知りたいですよね。
そして、これだけたくさんある商品のなかから効果の高い「まつ毛美容液」を選ぶためのポイントも知りたい方は多いことと思います。
こちらの記事では、「まつ毛エクステをやめたら自まつ毛がボロボロでになってしまっていたので、これから健康な自まつ毛を育てたい!」「ビューラを使うたびにまつ毛がどんどん抜けてしまい、以前よりスカスカになってきたので、まつ毛を保護できるような商品を探してる!」といったような、【これからまつ毛美容液を購入しようと考えている方】に必見の内容となっています。
みんな長くてフサフサのまつ毛になりたいんです!
外国人風の長くてフサフサのまつ毛は、華やかで魅力的な目元メイクに欠かせないもので、誰もが憧れを持っているのではないでしょうか。実際のところ、日本人のまつ毛は、統計で比較してもやはり欧米人のまつ毛に比べて、短くて、細くて、下向きで、少ないんです。
まつ毛は顔の印象を大きく変えることができるパーツですので、1ミリでも伸びるとそれだけで魅力アップになります。
そんな気持ちをみんな強く持っているので、まつ毛美容液がこれだけ人気の商品となっていると言えるでしょう。
なぜまつ毛用発毛剤は発売されていないの?
頭髪の発毛・育毛に効果があるということで、頭髪用育毛剤に使用されている「ミノキシジル」や「プロペシア」などの有効成分は、実は結構刺激が大変強いので、まつ毛の育毛目的で目の周りに使うことはできません。目の粘膜に万が一付着してしまった場合、大変な障害が発生する恐れがあるからです。そのため、頭髪用の育毛成分を「まつ毛美容液」に使用することはできないのです。
注意!まつ毛用美容液は「まつ毛を生やす」ものではありません
ネット上に投稿されているまつ毛美容液に関する口コミを見ていると、まつ毛美容液の特性を結勘違いされている方も多く、「まつ毛美容液でまつ毛が生えて、増えてくる」という誤解があるようです。
「まつ毛美容液」は、そもそもまつ毛一本一本が健康になることで、太く、より長くなる、という効果を実感できるという考え方の商品です。言い方を変えると、「まつげの育毛剤」という考え方が的確なのではないでしょうか。あくまで「まつげの発毛剤」ではないのです。
まつげの生え変わりサイクル
まつ毛を育てるには、まつ毛の生え変わり周期について知っておくと良いでしょう。
個人差こそありますが、まつ毛は通常3ヶ月から4ヶ月にかけて自然に抜けて生え変わります。
「40日ほどの成長期」→「15日ほどの退行期」→「約60日から90日にかけて次の毛が生えるまでの休止期」というサイクルを繰り返します。このサイクルに作用し、まつ毛が抜けにくくなることで、より長くより増えたように感じられるという効果があります。
また、まつげがすくすく健康に育つため、その寿命を最後まで全うすることができている効果とも言えます。
頭髪のように年齢とともに薄毛になります
まつ毛も頭髪と同じように、年齢を重ねていくうちに一本一本が細く、また本数自体も少なくなっていくという現象が起こります。
この場合はお肌のアンチエイジングケアと同じで、何も対策をしないとそのままどんどん衰えていくことになってしまいます。
最近まつ毛が抜けやすくスカスカになってきた・・・といったような悩みは、実は年齢を重ねたせいかもしれません。
平均して30代半ばからその傾向がでできますので、対策として早めのうちからまつげのケアを取り入れておくのも良いかもしれません。
良いまつ毛美容液を選ぶためのポイント
それでは、しっかりまつ毛が長く太くなる美容液はどうやって選べばいいのかそのポイントについて解説します。
大きくは2つのポイントがあります。
まず、「まつ毛のキューティクルの補修し、しっかり保湿ができる成分が入っているか」。
そして、「まつげの育毛効果のある成分が配合されているか」ということです。
生え変わりの寿命を最大限に伸ばすことで、今生えている毛を長く残していくという商品を選ぶと良いでしょう。
また、目の近くに使うものですので、体に良くない成分が入っていないかどうかチェックすることもとても肝心です。
お値段も100円ショップで手に入るものから数万円のものまで、さすがに100商品以上販売されているだけあって、バリエーションが豊富です。しかし、まつげ美容液に関して言えば、「高ければ高いほどいい」ということでもなさそうです。
良い商品選びのポイントとして今上げた、「育毛効果の高い成分が配合されているか」というポイントがとても大事ですので、スキンケア製品に配合されているような高い美容成分が入っているからといって、まつ毛には特に影響がない・・・ということもあり得ます。
まつ毛美容液の使い方
まつ毛自体ではなく根元に塗るのが効果的
商品の形状は大きく分けて「チップタイプ」と「筆タイプ」の2種類がありますので、それぞれに適した使い方のコツを掴みましょう。
「まつ毛美容液」というくらいなので、まつ毛に塗るものかと考えがちですが、実際は根元に塗って毛先へ伸ばしていくようにマッサージするという使い方が、最も効果的と言えます。根元に塗ることで、生え始めのまつ毛にも育毛効果を発揮することができます。
ただし目の粘膜の近くに塗るため、目に入ったりしないよう注意しましょう。
筆タイプのまつ毛美容液に関しては、まつ毛に塗る必要はなく、生え際にそってアイライナーのように塗っていくようにして使います。
こういったタイプのケアは地道に続けることが効果につながりますので、毎日欠かさずに使用することが肝心です。
使用するベストなタイミングはいつ?
もっともベストなタイミングは、成長ホルモンが分泌され毛や肌が新しく生まれるという夜の22時から翌日の深夜2時までです。
この時間帯にまつ毛に良い働きをするケアをしてしっかり眠ることで、健康で美しいまつ毛が育つ働きを助けることができるでしょう。
また、洗顔後の一番まっさらな状態が、美容成分の浸透も高くなりますので、朝晩の2回の洗顔後というのもおすすめです。
最低でもどのくらいの期間使用するのがオススメ?
口コミの感想をみていると、1週間でさっそく効果を実感できたという方もいますが、毛周期のタイミングには個人差がありますので、1ヶ月使うころには、ほとんどの方が効果を感じ始めることができるようです。
効果がないと書かれている方の多くは、使用期間が短く、「まつ毛美容液」は短期間で効果が出るという性質の商品ではないということへの理解が必要です。
まとめ
まつげの美容液の考え方がわかると、まつ毛が長く濃くなるという効果も納得できたのではないでしょうか。
魅力的なアイメイクに欠かせない、クルンと起き上がった長いまつげ。もしまつ毛ケアによって、1ミリでも伸びたらそれだけでかなり顔の印象が変わりますよね。
こうやってまつ毛が育つメカニズムを検証してみると、やはり良い「まつげ美容液」を選び、さらに継続して使い続けることで、まつげケアの効果はしっかり実感できるようです。
正しい使用法を守り、まつ毛を傷めないようにこ心がけて、憧れの外国人風メイクを決めちゃいましょう♪